ラフなイラストブログ

日常でふと思った事をイラストや漫画にしています

本「弱者の戦略」(栢野克己)を読んだ感想。ランチェスター戦略と夢×戦略×感謝について。

f:id:Dorotea:20170211055026p:plain

弱者の戦略―人生を逆転する「夢・戦略・感謝」の成功法則

経営戦略などは最近興味が出てきたばかりの分野で、今までほとんど読んだことがなかったのですが、とても分かりやすく書かれていて読みやすかったです。

ランチェスターソフトバンク孫正義さんが、約四千冊の本の中で孫子の兵法とランチェスター法則が一番役立ったと言っていたほどの戦略みたいです。

この本は中小企業向けのビジネス書ですが、色んな分野に応用できるものも沢山あったので、それらを中心にしながら簡単に内容の紹介をしていきたいと思います。

 

 弱者の戦略とは?

経営コンサルタントの世界では「ランチェスター戦略」とか、「小が大に勝つ戦略」などともいわれます。

1970~80年代には「弱い者いじめの法則」という名前で流行ったみたいです。でも言葉が悪いから使われなくなったとか。

元々は軍事戦略で使われていたものが経営戦略に応用されたようです。

f:id:Dorotea:20170211043405p:plain

日本の九九%は従業員百名未満の中小企業=「弱者」ですから、「強者」とは違う生き方をしようということです。

どんな業界でもその2つに分かれるそうで、2位以下が弱者となるようです。

 

弱者は一点集中

1商品2地域3客層4営業5顧客6組織7財務8時間

大事なのは123。何を(商品)どこで(地域)誰(客層)に対して商売をするのか。ここをあいまいにするとほとんど失敗します。

どんな商品でも扱います、どこでも行きます、誰でも相手します、だと続かないみたいです。

「弱者の戦略」とは「強者の戦略」の逆。

強者=同業大手がしないこと、皆と違うことをするというシンプルな原理原則。

「弱者の戦略」=世間の常識と逆ですから、いつの時代も実行する人は1割もいません。

強者の、空から広範囲に爆弾を落とすような「間隔戦」に対し、弱者は、一対一の「接近戦」。ゲリラ戦で挑むべし、ということでした。

 

主観×顧客観×競観

経営に関して、客観的な視点が大切なようで、

「主観」に加え、お客様から見た「顧客観」、ライバルから見た「競観」も検討せねばなりません。

f:id:Dorotea:20170211043514p:plain

ライバルは見えないけど無数にいるとのこと。

 

夢×戦略×感謝

夢だけでは食えぬ。戦略(+戦術)だけでは疲弊する。感謝だけではカモにされる。バランスが大事なのだ。

戦略という言葉からは、数字だけを追ってドライに判断するような冷酷なイメージがあったので、本の内容も感情を無視した経営方法などが載っているのかなと思っていましたが、夢や感謝という言葉が載っていたので意外でした。

お金だけで完結するものじゃなくて、色んなものを介してやっぱり人が関わってくるんだなぁと実感。

ちなみにこの本には載っていませんが、著者が別の場所で、感謝が足りなくて自滅した人物としてホリエモンを挙げていました。

途中からは著者の体験談もあり、経験から裏打ちされた考えなども紹介されていました。

 

経営人生計画書

大企業、中堅企業は100%「経営計画書」をつくって実行しているが、中小零細企業、特に日本の82%を占める従業員10人以下の会社は「経営理念・経営戦略・行動計画」が、まったくと言ってよいほど、ない。

必要性は、だれもが感じている。だが、やらないのである。

 経営者ではない人には、夢とか目標に置き換えられるかもしれません。

 

広告ではなく、役立つ記事

著者が広告コピーライターとして働いていた時の事。7回も転職をして数万社の求人広告を見てきて、応募者が知りたい情報は自分が一番知っていると思い、新聞や求人誌である実験をしたそうなんです。

簡単に言えば、イラストや写真を排除し、新聞記事のように文字だらけのコピーにしました。かつ、広告にありがちな、お客様に媚びる歯の浮いたような文章も避け、新聞や雑誌の記事のように、極力、事実中心の紙面にしたのです。

 結果は大成功で、ほぼ100%のクライアントで効果があったみたいです。

嘘をつかず、正直に、まじめに、真剣な読者が必要とするであろう情報を淡々と伝えていったのです。

もちろんその分野のことは徹底的に調べ上げた上での情報で、最終ユーザーの立場に立ってコピーを考えていた下地があったからこその結果だと思います。一ヶ月勉強してこの1ページができたと、おっしゃっていました。

 

それと、天職についての考えも面白かったので図にしてみました。

f:id:Dorotea:20170211043712p:plain

 

まとめ

ランチェスター戦略・法則には膨大な専門用語、数式があるみたいなのですが、この本には一切なく、すらすらと読み進められました。

経営戦略の話だけではなく、著者の波乱万丈な人生も載っているので、エネルギーももらえる本でした。

初心者でもとても読みやすかったです。

ここまで書いておいてなんですが、著者である栢野克己(かやのかつみ)さんの本で特に有名な本は、「小さな会社★儲けのルール」と「小さな会社の稼ぐ技術」なので一応紹介しておきます。

【新版】小さな会社★儲けのルール

【新版】小さな会社★儲けのルール

 

 ↑(2002年からずっとベストセラーの必読の本らしいです)

 

小さな会社の稼ぐ技術

小さな会社の稼ぐ技術

 

 ↑(Amazon中小企業経営ビジネス書ベストセラー1位にもなった本です)

これらの本に関しては私はまだ読んでいません・・・。

おわり

dorotea.hatenablog.com